主なポイント
- 米国発売: ステランティスは2026年7月7日、フィアット トポリーノの米国における販売を開始する。
- 技術仕様: 出力6kW(8馬力)のモーター、5.4kWhのバッテリー、航続距離74km、最高速度45km/h。
- 分類: 低速車両(LSV)として認証され、2026年夏までに変換キットが提供される予定。
米国市場向け電気マイクロカーのデビュー
ステランティスは2026年7月7日、フィアット トポリーノの米国市場への投入を正式発表した。この2人乗り電気マイクロカーは、欧州において電動クアドリサイクル部門のトップモデルとしての地位をすでに確立している。米国の自動車基準とは一線を画す、極めてミニマルな設計思想を採用することで、欧州での実績を米国市場においても再現することを目指している。

仕様と技術的制約
本車両には出力6kW(8馬力)のモーターと5.4kWhのバッテリーが搭載され、公称航続距離は74km、最高速度は45km/hとなっている。これらのスペックにより、トポリーノは低速車両(LSV)カテゴリーに分類される。同カテゴリーは住宅地区、リゾート施設、沿岸コミュニティといった特定の用途を想定しており、電動ゴルフカートの直接的な代替として位置付けられる。

規制対応の見通し
2026年夏の終わりまでに、無償提供される変換キットにより最高速度が40km/hへと引き上げられる予定である。これにより、制限速度56km/hまでの公道での走行が可能となる。この措置は、狭小空間における限定的な都市利用という本来のコンセプトを変更することなく、車両の活動範囲を拡大するものである。
